先週、よく走っている牧之原台地コースを少し寄り道して、遠州七不思議の”小生まれ石”を撮影してきました。
少し前、同じく遠州七不思議の夜泣き石を訪ねてきたので、ここはひとつ、近場の遠州七不思議を廻ってみようかと思いついた次第。
遠州七不思議は全部で12〜13個くらいあるらしいんだけど(なんだそりゃ?)、まあ組み合わせが諸説色々あるみたい。で、このあたりの自転車で廻れる場所がいくつもあるのです。なにげに全国有数のミステリースポットじゃん、すげぇ!ってなもんで思いついたら即実行。サイクリングのちょっとした彩りだね。
牧之原台地のグリンピア牧之原(お茶の博物館。こんなハウスのなかでお茶の木を見ながらお茶しちゃったりできる。)から相良方面に下っていく途中に”小生まれ石”があります。
場所はここ。看板も目立たないので地元民でないと少し分かりにくいかな?
子生まれ石
“東海の名刹大興寺は今から600年前に大徹和尚によって開山された。大徹和尚は仏道を説くかたわら石に関する学識も深く「那須の殺生石の謎を解いた名僧」としても語り伝えられている。人徳の高かった和尚は、90余の高齢で、多くの門弟に見守られて静かに大往生をとげようとした惜しまれ逝く和尚は
「わしの身代わりとして裏山より石が生まれるであろう」と予言したのだった。
事実往生直後岩中よりまゆ型の無縫石が落下した以後現代に至る。
廿九代住職代々往生直後に石が生まれ出ている。この無縫石子生まれ石と名付けられ長寿、子授け安産の石とも言われひょうたんに、似ている事から縁起のよい石として信仰をあつめている。”
こんな沢の表面が浸食して何十年かで繭の形やまん丸な石がコロンと生まれるのです。
おお、まん丸い石発見。
こちらも見事に丸い。
沢までの小道に紫陽花が咲いていました。
閑散として、ひと独りいない様子が趣深くてなかなか楽しかったです。
帰り道、道路の脇でヒマワリ発見!
もう夏かー。(少々気が早い)
で今週の話。
先週紹介したツバメがだいぶ大きくなって(もう溢れて落ちてきそうだ)、そろそろ巣立ちかなぁと思っていたのですが、今朝、せっちゃん(嫁)が巣の下でトイレマットを思いっきりバッサバッサと振り回していたら(何やってたんだろう)驚いたツバメが一斉に巣から羽ばたいて飛んでいってしまったらしい。
で、戻ってこない。うーん。
せっちゃん、頭を抱えています。
なんか気の毒なので、一度帰ってきてくれまいかと思うしだい。
土曜日はやたらと天気がよろしく、絶好のサイクリング日和。
日焼け止めを塗って早速お出かけ。
今日は遠州七不思議のひとつ“晴明塚”を撮影するぞ。
太平洋岸自転車道を走って西方面へ。
サーフィンの大会みたいなもんやってたり。(興味ないのでチラ見で通り過ぎた)
国道150線沿いの、これまたひどくわかりにくい場所。初見の人は、道路の東側から来ないと小さな看板さえ見えません。
脇の雰囲気抜群の小道に入っていくと…。
到着。
“今からおよそ千年前、京の都に安倍晴明という天文、暦学にくわしい陰陽師があった。ある時、荒波で聞こえた遠州灘に面したこの地に立寄り、村人の乞いに応じて、それまでしばしばおそった津波防止のために、ここにあずき色の小石を積み上げて熱心に祈祷した。その霊験により以後この村には津波の災難がなくなったと言われる。このため村人は自然の暴威を鎮めた清明の徳をたたえてここに祀り、晴明塚と称するようになった。また晴明塚に祈願すると疱瘡にかからぬと信ぜられ、往年その流行期には多数参詣者があった。疫病予防のためには赤い石一個を借り出しお礼の時には二個にして返す。すると返した石がどんな色の石でもあずき色にかわると伝えられ、遠州七不思議の一つに数えられている。”
うーん、10何年か前に来たときは小振りな石碑の周りにえんじ色の小石がひっそりと敷き詰められているだけの中々に風情のあるところだったのですが、いつのまにか、えんじ色の大石がゴロゴロ。目の前に書かれた賽銭の文字。五芒星を表したであろう星形の石盤と、なんだか妙に大雑把で残念な感じになっておりました。うーん、なんだかなー。
口直しに近くの横須賀城跡まで足を延ばしました。こちらは初めての訪問。
玉石と呼ばれる河原の石を積み上げた石垣。珍しいらしいんだけど、この辺りだと、昔はこんな石垣は結構見かけたもんだよ。手作り感満載の田舎のお城っぽいなぁーといった感想。
上の方にはポツリと天守跡の碑があるだけ。全くひとけ無し。まあ田舎だしね。
最近、全く人のいない史跡ばかり廻っているなぁ。しかも石関係ばかりだ。
近くの清水邸庭園(入場無料)で一休み。
ご近所の親子連れらしき人がチラホラ。
静かで景観よく落ち着いたところです。ここはせっちゃんと来てもいいな。
陽射しが強かったので妙に疲れてしまいました。
日曜日はねむさんと一緒にゴロゴロ。
なんとも緊張感のない動物であることよ。
と、感心してしまうくらいに飼い主の隣で共にゴロゴロしています。
ういヤツ。
←待ち受け画面にしてみた。